雨月堂アンティーク / 露久 ふみ

この作品を読んで、「あ、この作風は好きだ、間違いない」となり他の作品も買いました。
好き系統なんですよ~~~絵が好き系。綺麗系好き。
ファンタジー設定のお話が上手な印象です。
設定を膨らませすぎず、あんまり無理なく違和感なく、あくまでBLで。
案外バランスって難しいと思うのです。
あと絵が好きです。低温な作画が好みなんです。


☂ 雨月堂アンティーク
☂ 露久 ふみ
☂ 2020/5/22
☂ マーブルコミックス
☂ 完結(全1巻)

☂ 不思議な骨董屋店主 ×
   クールなほだされ青年

☂ 描写:そこそこ / そこそこ





☂ あらすじ
願いの種が芽吹く、
からだのおくそこでーー。

雨の日にだけ現れる不思議な骨董屋で、失くしたはずの祖父の形見を見つけたインテリア会社に勤める速水颯(はやみそう)。
形見を渡す条件としてだされたのは「骨董屋店主・月路(つきじ)の子供を産む」こと。
体に『子宮をつくる種』を植えられて…?!

☂ 感想

上にも書きましたが、ファンタジーとBLのバランスがとてもいいと思います!
あとはシンプルに好みです。
受に従順な攻と、ツンデレな受が基本的に大好きなので…。どうしても…。

何がどうなってこんな想い合ってしまったのかとは感じますが、それはBLなので。
月路に月を見せてやりたい颯さんと、
颯さんに危険が及ぶのであれば唯一のチャンスも棒に振れる月路と。
でも、颯さんの想いの強さが勝ったのでしょうかね。
颯さんの為に、想い出をブチ撒ける月路の「一度やってみたかった」っていうシンプルな理由がすごい好き…。
シンプルが一番強いじゃない、結局は。
ダメって言われてやりたくなってしまう、見え隠れする幼さもいいと思うのです。
月路、年齢不詳だけど精神年齢は幼そうに勝手に想像している。

ちょいちょい出てくる月路のデフォルメが可愛い。
なんであんなにジト目なのかなwジト目というかエロ目というか…w
あんなのに懐かれたらそりゃドーナツ🍩買って行きますよね。

あとがきにちょこっと登場はしていますが、
ふたりの子供をちゃんと見てみたかったな~。子育て続編、需要ありますよ。
月路と娘ちゃんが並んで颯さん怒られているところを見たい…。

そして書き下ろしでの鳥さんからの、もうひとつ言っておくことがある。
の、颯さんの顔と月路がえらく可愛いんだわ…。
月路は最初から颯さんを狙ってたんだね…。
いや、狙っていたのは知っているけど、エロい意味でも狙ってたのかという…。
案外打算的な子で…。可愛いな。


☂ 作品情報

被写界深度 下 / 苑生

完結編です。

表紙の紺ちゃんがとにかく好きなんです…。
上巻のエントリーでもいいましたが、紺ちゃんは大学生のビジュアルのほうが好きなんです。
早川は高校時代から全然変わってないのに、紺ちゃんめっちゃ変わってるよね。


📷 被写界深度
📷 苑生
📷 HertZ&CRAFT
📷 2017/10/20
📷 下巻(上下巻+単話1話)

📷 カメラマンの卵 ×
   音楽を取り戻した音楽青年

📷 描写:普通 / 普通





📷 あらすじ
──早川の3年間 ちゃんと見ときゃよかった

旧校舎屋上の扉を開くと、気持ちよさそうに歌を口ずさむ早川がいた。
屋上以外では会う事のない奇妙な関係だった。
だけど、「あの日」から早川が屋上に来ることはなくなった。
今でも時々、最後に見た早川の顔を思い出す。
偶然か必然か、止まっていた時間が動きだす──…!
3年の空白、めぐりあい、合わさる時間、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

📷 感想

上巻が早川のストーリーだとすれば、下巻は紺ちゃんのストーリーになります。
高校時代、あまり紺ちゃんの感情わかんないんっすよね。
早川のことは気にしているけど、あの頃は友達だったんだろうなぁ、と。
早い段階で早川は恋愛感情を自覚しているけど、紺ちゃんはどの辺だったんだろう?
元カノと付き合って別れた辺りなのかな。
それとも高校でクラスメイト達と上手くやり始めているのを遠目で見た辺りなのかな。
その辺りを見たかったような、でも蛇足なような。
紺ちゃんの3年間も、こっちはちゃんと見ておきたかったよ…!!

再会してすぐの早川は、取り繕ってるせいもあってキャラ変?くらい大人しいんだけど、
結局は好奇心旺盛で、甘えたで、思い立ったらな自由奔放さがあって、全然変わってないんだよね。
えちえちな話もあけすけだしw そうそう早川はそういう変なヤツだったよw
他人行儀の仮面剝がしたあと、きっと紺ちゃんはほっとしただろうな。

紺ちゃんは酔っぱらったとき以外は表情乏しくて、その隣の早川は表情もメロディも感情豊かで、
こういうカップル本当にいいよな…と個人的にはたまらなくなるのです。

多分このふたりにはこの後もたくさん壁とかあるだろうけど、
そんな紆余曲折の道を真っすぐ生きていってもらいたいと願うのです。
本当に好きなんすよ…伝わって…笑

📷作品情報

被写界深度 上 / 苑生

ひょんなことから、商業BLにハマる前に読んでいた作品。
紙の単行本を持っているのですが、先日ihr HertZの作品がセールになっていたので電子でも購入しました。
それで久し振りに読み返したんですが、やっぱり好きだな~~~。
2017年発売なんですね、もうそんな前なのか。
早川が青っていうのが、ぴったりだよね。なんでこんな表紙綺麗なんだろ。


📷 被写界深度
📷 苑生
📷 HertZ&CRAFT
📷 2017/9/1
📷 上巻(上下巻+単話1話)

📷 マイペースで真っ直ぐなカメラ小僧 ×
   音楽を手放したいのに諦められない音楽少年

📷 描写:少なめ / 普通





📷 あらすじ
…ねぇ紺ちゃん"セックス"しようか

何となく帰りたくない放課後、秘密の屋上で紺野と出会った。
「話しかけづらい」「威圧感があって怖い」と言う人もいるけど、
カメラを被写体に向ける紺野は、いつも楽しそうな顔をしていた。
尊敬 羨望 嫉妬 劣等感──…
欲しかったすべてを持つ紺野に、複雑な感情が募っていく……
高校時代、折り重なる日常、掛け違う焦点、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

📷 感想

絵が綺麗なんですよ…。
線が細いわけでも書き込みが多いでもないのですが、繊細な雰囲気の出し方が綺麗。

好きなものを捨てようと生きる早川と、好きなものをまっすぐ見据えて生きる紺ちゃん。
眩しい…。
早川が紺ちゃんへ抱くコンプレックスに近い感情って、割と高校生とかそういう時代には大小あれど誰もが経験するような気がします。
そこで変な方向に暴走しちゃった早川はアレなんだけど…。

とにかく早川が繊細で危うげで綺麗なんです。
上巻は早川視点が多いところもあって、どうにも早川に感情移入してしまう。
紺ちゃんを手に入れるよりも音楽を取り戻す方が早川にとって大切だったのかなって、早川が屋上へ行かなくなった理由のひとつを想像してみる。
モラトリアム期の葛藤が繊細に書かれていて、そこが多分この作品の評価が高いところなんでしょうね。

さて。下巻は大学生編です。
個人的には大学生の紺ちゃんのビジュアルが好きすぎて死にます。
ちなみに上下巻ともに200ページ超のボリュームなので、満足感すごいっす。

📷作品情報

アフター・ミッドナイト・スキン / にむまひろ

マンガParkで連載中の作品です。
とにかく絵が綺麗~~!虎谷がとにかくエロい~~~!
エロが多め(というかメイン)の本作ですが、
絵が綺麗なので読みやすいです。


🏩 アフター・ミッドナイト・スキン
🏩 にむまひろ
🏩 マンガPark
🏩 2022/1/15
🏩 1巻(1巻~)

🏩 謎にハイスペ&スパダリ上司
 ×真面目で地味でエロいリーマン
🏩 TLみたいなBL

🏩 描写:おおめ / はげしめ




🏩 あらすじ
真面目で地味なサラリーマン・虎谷(とらや)の秘密は、性欲がかなり強いこと。
激務続きだったある日、全然ヤれないストレスから残業中に会社のトイレで抜いてしまった。
そこへ居合わせたのはあまり折り合いの良くない上司の犀川(さいかわ)。
無視してやり過ごそうとするが、犀川はバラされたくなければ相手をしろと要求してきて…!?
意地悪ハイスペ上司×隠れ淫乱部下の脅し甘やかしリーマンラブ!

🏩 感想
残業中にトイレでやってはいけません…。
という教訓にしたい本作。
でも結果的に有能でスパダリ上司が釣れてしまったので最高ですね?

虎谷は性欲がつよいことがコンプレックスというかトラウマみたいですが、
犀川さんとヤッてる感じだと、どう考えても犀川さんのほうが性欲強くね?と…w
余裕で虎谷に付き合えちゃってるけど…。
相当男運がなかったんでしょうね。可哀そうに…。

最初は警戒度マックスだったのに、どんどんと懐柔されていく虎谷がアホ可愛いですね。

ちなみに現時点(2022/3)でマンガParkで連載中です。
そっちでも読んでいたりするんですが、なかなかの展開になっていて、
実はただのエロ漫画じゃなかった?みたいな雲行きで、今後が楽しみです。
ただくっつくだけじゃ面白くないよなぁ?と思っていたので!
波乱大歓迎★

🏩 作品詳細

ワリキリ / 中川カネ子

デフォルメの絵が可愛いんだよなぁ。
最初シリアス風の雰囲気を漂わせているのに、全然そうじゃないのが笑う。
結構いい感じに裏切られた楽しい良作でした。


 🏩 ワリキリ
 🏩 中川カネ子
 🏩 HertZ&CRAFT
 🏩 2021/6/18
 🏩 1巻(完結)

 🏩 陽キャ筋トレバカDK ×
    社畜アラサーリーマン
 🏩 頭からっぽで読めるのがいい

 🏩 描写:おおめ / はげしめ




🏩 あらすじ
一晩の相手としては まぁ いいか

仕事で疲れきった柊は、ゲイのマッチングアプリでセックスの相手を探していた。
条件は3つ。

(1)完全ワリキリ (2)無駄話無し(3)後腐れなく

一方、女の子との恋愛に違和感が消えなかった高校生の行哉は、試しに男としてみることに。
一回きりのつもりが、相性は最高で、気づけばセフレになっていた柊と行哉。
割り切った関係のはずが、エッチすればするほどぐいぐい純愛が育っていって!
そんなある日、ふたりは街で偶然出会ってしまい!?

🏩 感想


行哉がさ~~~~~~~~~~!!
めちゃんこかっこいいよね?めっちゃいい男じゃない???
頭悪そうだしアホっぽいけど、空気読めるし気遣えるし行動力あるしw 何より正直だし。

シュウさん視点と行哉視点の温度差が高低差ありまくりで笑える。
そう、このタイトルって笑えるポイント多いんですよ。
主に行哉が可愛いからなんだけど…。
ふたりとも全力ですれ違ってる感じとか、
顔に出ない行哉と顔に出ちゃうシュウさんの対比とか。
いい凸凹コンビ。

最後、お互い全然純愛してないところが最高にワリキリではじまったふたりっぽくていい。
行哉もシュウさんもキャラがブレてなくって、最後まで笑えるのが最高。
起承転結がいいバランスの楽しいお話でした!
そして年下攻めのお話としてもかなり高得点で俺得でした…。


🏩 作品詳細


86万円の初恋 / ロッキー

表紙から伝わってくる雰囲気がありますよね。
それが好きな方は絶対にハマります。
この作品というかロッキーさんの作品にハマると思います。
逆にハマらないひとはハマらないと思う。
好き嫌いが分かれるとは少し違いますが、そういうタイプの作家さんだと思います。

わたしはとても好きなので、この後ほかの作品を買いました。
後悔は全くしなかったです。すごい好き。



 💄 86万円の初恋
 💄 ロッキー
 💄 シャルルコミックス
 💄 2018/4/25
 💄 1巻(完結)

 💄 自由奔放なロング美人×
    地味で寡黙な童貞司書メガネ
 💄 唐突な出会いのふたりの
    穏やかなストーリー。それがいい。

 💄 描写:すくなめ / ゆるめ



💄 あらすじ 
家におかしな人間が住み着いた。
派手で、長髪で、コーヒーを淹れるのがうまい、美しい男。
自由奔放な美人×地味で寡黙(かもく)な童貞メガネ

こんな甘ったるいのは経験したことがない。
俺は童貞なんだと告白しなければならない日がきそうで嫌だ。
地元の図書館で司書をしている喜屋武(きやたけ)は、まるで当たり屋のように家に押しかけて来た佐藤(さとう)という男と同居することになってしまう。
強引でマイペースな佐藤に振り回されるうち、気づけばあらゆることを許す関係になっていてーー

💄 感想 

寡黙なマリちゃんがぐいぐい来る佐藤に振り回されているのが可愛くて、
振り回している佐藤が楽しそうで羨ましい。
表情筋が固まってる人が、どういう感情であれ表情が揺らいだらそら楽しくなっちゃうよな。

でも振り回してる方の佐藤が、自分の感情に全然気づけてなかったり、
童貞なのになぁ、というマリちゃんのほうがよっぽど現実を受け止めて自覚していたり、
ちぐはぐな二人が愛しいです。
なんだかんだゆったりとマイペースに時を重ねていってほしい…。

アオハルなお話もいいんだけど、
いい大人同士の、どこから始まったのかわからないようなストーリーが好きです。

佐藤の名前が本当に佐藤だったのが一番の驚きでした。
絶対何か裏があって偽名を使っていると思っていたよ…。違うんか…(笑)
 
 
💄 作品詳細


カットオーバー・クライテリア / 大麦こあら

ちょっとラフなふんわりタッチの絵で、読んでてほっこりするBLでした。
表紙めっちゃ可愛いですよね?
やはりピンク×ブラックは裏切らない…。


 💻 カットオーバー・クライテリア
 💻 大麦こあら
 💻 NUUDE COMICS
 💻 2021/7/10

 💻 1巻(完結)
 💻 強メンタル新卒ワンコ部下×
    超エンジニア脳辛口美人上司
 💻 キレキレ上司とゆるゆる新人のお仕事BL

 💻 描写:ふつう / ゆるめ





💻 あらすじ
強メンタル新卒部下×超エンジニア脳辛口上司
30歳にもなって、こんな大規模な更新プログラムが用意されてるなんて、聞いてないです、神様。

有能ゆえに社内から畏れられ&頼られるシステムエンジニア・瀬戸さんのもとへ、
新卒の部下・仁くんがやってきた!
仕事はできるけれど、何を考えているのかさっぱりわからない仁くん。
そんな仁くんからやたらと視線を感じる瀬戸さんだったけれど!?

心地よく、やみつきになるテンポで描かれる、今時サラリーマンの日常と恋。
大注目v大麦こあらデビューコミックス!

💻 感想

いきなり上司に告ってくる新人こわいこわい。

瀬戸さん絆されすぎちゃうん?と思わないこともないんだけど、
萩原のまっすぐなところに、最終的に瀬戸さんも絆されたんだろうな…。
萩原と向き合うことに決めた後の瀬戸さんは基本潔くてとてもカッコイイ。
そう、全体的に瀬戸さんは可愛いのだけど、カッコイイ男前なのです。
萩原が惚れるのも無理ないのです。ずっと瀬戸さんの尻に敷かれていてほしい。

お仕事BLな感じですが、作者さんはSEやってたんでしょうかね?
割とリアルに書かれていたのでちょっと気になりました。
漫画って、キャラクターのお仕事はバッサリと内容が省かれていることもあるし、
逆にある程度詳しく描写を入れることで人物像を掘り下げる場合もあると思います。
この作品はその中間、って感じで、人物像を掘り下げる…まではいかないけど
リアルな空気感が作られていて良ポイントだと思いました。

表紙の瀬戸さんは髪を切った後ですが、
個人的には切る前のボブ瀬戸も捨てがたいなと思いました…。


💻 作品詳細


路地裏プッシーキャット2 / 鳥葉ゆうじ

ということで2巻です!
どうやら2巻で完結みたいです。

2巻の表紙、向かい合ってて可愛くないですか…?
しかも白背景。1巻は黒背景でバックだったし。
1巻と2巻の関係性と同じコントラストで、こういうの装丁って見てて面白いです。



 🐈 路地裏プッシーキャット2
 🐈 鳥葉ゆうじ
 🐈 G-Lish comics
 🐈 2022/3/18
 🐈 2巻(全2巻)

 🐈 イケメンアウトローアヤちゃん ×
   優等生DKなずくちゃん
 🐈 あらすじがAVかな?みたいな雰囲気

 🐈 描写:おおめ / はげしめ




 🐈 あらすじ
出会ってすぐの強制セックスから始まった関係も
紆余曲折の末に“恋人”に変化した綺史となずく。
今までにない甘い雰囲気はくすぐったくもあるけれど、
夜になればまた食い荒らされるように愛され、獣から逃れることは許されない。
それをわかっていながら、いつものような強引さをひた隠し
ただじっとなずくの選択を待つ綺史を前に、
結局はグズグズに抱かれることを自ら選ばされてしまう…。

 🐈 感想
あんな出会いだっていうのに付き合ってしまうふたり。
ケンカとかしないんだろうな…可愛いな…。
アヤちゃんはなずくのために、禁欲したり看病したり人助けしたり
初めての体験が目白押しですね…。

そして遂に出てきましたよ、姉さんですよ。
強キャラ!やべえ!!と思いきや割とするっと物分かりがいい(笑)
アヤちゃんにシンパシー感じてるところがすっごい面白くて
そこまでの姉さんに対するイラつきが一気に昇華されました(笑)
多分姉さんは、良い小姑になってくれると思う(笑)

2人(というか、なずくと姉さん)が多めなので、
エロさは1巻よりは抑え目かな?
でもイチャイチャしてるので可愛い。
アヤちゃんなずくちゃんにデレデレじゃんー!(ただし表情筋は動かない)

2巻でいい感じに収まった印象を受けます。
多分ふたりはこんな感じで一緒に過ごしていくんでしょう…。
どうせ、アヤちゃんはいいとこの子でお金に困らないだろうし。
なずくちゃんはいい人見つけたね???

あと1冊とは言わないんだけど、読み切り番外編で
ふたりの日常編を見たい~~。もうちょっとこのふたり読みたいなぁ。


 🐈 作品詳細



路地裏プッシーキャット / 鳥葉ゆうじ

作者さんが結構好きで、絵もきれいで好きなんです。
この方の作品は安定して受けが可愛いイメージがあります。
大きくてかっこいい攻めと、小さめで可愛らしい受け。
…鉄板じゃん?最高じゃないか?




 🐈 路地裏プッシーキャット
 🐈 鳥葉ゆうじ
 🐈 G-Lish comics
 🐈 2020/4/24
 🐈 1巻(全2巻)

 🐈 イケメンアウトローアヤちゃん ×
   優等生DKなずくちゃん

 🐈 描写:おおめ / はげしめ





 🐈 あらすじ
アウトローな雰囲気を漂わせる絶倫男・綺史は
出会ってすぐに容赦なく抱き潰したなずくを「ナカの具合が他の女よりずっとイイ」とお気に入り認定。
一方のなずくは、人助けとして綺史に関わったことを後悔するほど
気が遠のくくらいのセックス地獄を味わうハメに…。
大事に扱う素ぶりも優しさのカケラもなく、されるがままに始まった強引で一方的な行為。
けれど、重ねていくセックスの数だけ欲は高まり、想いは溢れ、
最後にお互いが求めたものはーー。

 🐈 感想

なずくちゃんはこんな人と付き合っていいの?????
って姉さんじゃなくても思うはずなの…。
ないものに惹かれちゃったのかな、なずくくん…。

人助けとして蹲っている人に声を掛けたら、まさかの廃倉庫に連れ込まれてヤラれて、
逃げるでもなくその後も律義にヤラれに行くっていう、
人助けはいいんだけど、姉さんは貞操観念とかそういうのは教えてくれなかったの?
と、思わず突っ込みたくはなる(笑)
でもBLはファンタジーなので…。
個人的には、↑で言うほど無理は感じなくてするっと読めました。
なずくちゃんはエロくてかわいいし…。そりゃアヤちゃんハマっちゃうよね…。
先にハマっちゃうのがアヤちゃんっていうのがいいんだよな。
名前呼んでとか言われたらそりゃもう…ダメ押しだよねぇ…。
ふたりの初ちゅーシーンが地味に萌えました。

うまいことくっついちゃって終わりになってしまったので、物足りねえなあ!と思っていたら
続いていたのでめっちゃうれしかったです。
G-Lish comicsはAmazonUnlimitedで読めるものも多いので
思わず途中まで読んじゃったよ、姉さん…!
このふたりはケンカとかしなそうだなぁ。
歯向かわないなずくくんと、結局なずくに甘い絢文さん…。 
あと一貫して表情筋が死んでる絢文さん推せるなと思います。
ワンコ攻めも好きなんですが、同じくらい表情少ない攻めも好きなんだよね…。

 🐈 作品詳細


なんかもうあーあって感じ。/ 宮田トヲル

新刊情報に並んでいて、かわいかったので購入。
作者さんの過去作品を見てるので、外れないと予想。
可愛らしいDKのアオハル~~~って感じです。
今時のアオハルBLである。



🐕 なんかもうあーあって感じ。
🐕 宮田トヲル
🐕 デイジーコミックス
🐕 2022/2/10
🐕 1巻(1巻完結)

🐕 イジワルゆるチャラDK×
 恋愛に不器用で一途な優等生ワンコDK
🐕 かわいい&あまあま&アオハル&かわいい

🐕 描写:ふつう / ふつう



🐕 あらすじ
 「今から明日いっぱい恋人として過ごすこと!」

世話焼きで正義感が強く、誰からも慕われる愛され男子、守谷。
林間学校の夜、クラスメイトと王様ゲームをすることになり、
“一日恋人同士で過ごす”罰ゲームに選ばれたのは、
成績優秀なのに授業サボりがち、
いつも何を考えているのか分からない多田で…!?

「恋人って…どーしたらいいんだよーっ!?」

イジワルゆるチャラ男子×恋愛に不器用で一途な優等生の
思春期DKアオハル胸きゅんラブ!!

🐕 感想

この作者さんの作品は「ザ・平和」っていうイメージ。
心が痛まない、ほっこりする作品が多くていい…。
寝る前に読んでもツラくなったりしない(笑)

高校生がイチャコラしてるよ~可愛いよ~~~~~~
っていうのは最終的な感想になるんだけど…
可愛い可愛いワンコ系守谷が、なんだかんだ積極的で多田がニヤニヤしてるのとか最高なんだよ…。
同級生だと対等な関係も素敵なんだけど、同い年なのに片方の経験値が高いっていうのも、それは萌えるよね…

あとがきにも書かれていたんですが、この作者さんの作品の中ではエロが多めです。
ヤリ漫画ではないけど、背後にはそこそこ注意レベル!


🐕 作品詳細


君香シャーレ / 鯛野ニッケ

KADOKAWAのコミックスはよく電子書籍のセールをやるイメージです。
こちらは、その時に見かけて購入した作品。
鯛野さんの作品はこれが初でした。 
尖ってますよね、この作者さんの設定(笑)
展開が王道でもその尖った設定が効いていて、ありきたりな量産じゃなくなるんですもん。
あと、絵が綺麗め系です。上手だな~


 📎 君香シャーレ
 📎 鯛野ニッケ
 📎 あすかコミックスCL-DX
 📎 2016/9/1
 📎 完結(全1巻)

 📎 香りに敏感な眼鏡大学生 ×
   コミュ障真面目優等生院生

 📎 描写:ふつう / ふつう





📎 あらすじ
香りに超敏感な高階は、研究室の先輩・有路の匂いだけになぜか興奮してしまう。
どうしても”嗅ぎたいっ!!”という欲求がどんどん高まり、抑えられなくなり…。

📎 感想
いまでいう嗅覚過敏なのかな?
有路の匂いが好きすぎて、研究を手伝う対価に匂いを求めちゃうし
それを了承しちゃうしでツッコミどころ満載。
やべえヤツだな高階…。と思うんだけど、
優秀だし気が利くしでまぁ有能。そして結構優しいという。
…あれ?いいヤツじゃね?現象です。

有路の為に怒るシーンは結構好き。

しっかし有路さんが典型的な受けなんだよねぇ…
研究に没頭してあまり他の事に意識いかないけど、
実は割とムッツリっていうの、本当にいい受けの見本みたいな気がします。

ふたりが研究室の面々に好かれてるのが良かったです。
わいわいと横から入ってくるチャチャが可愛くて微笑ましい。
研究室のお姉さん方はふたりの保護者なんかな?笑


📎 作品詳細


ブルースカイコンプレックス 1 / 市川けい


なにか…説明が必要でしょうか?
というくらい有名なヤツ。最高なヤツ。
例に漏れず、わたしも大好きな作品でございます。




💎 ブルースカイコンプレックス
💎 市川けい
💎 MARBLE COMICS
💎 2015/3/13
💎 1巻(1~7巻続刊)

💎  黒髪眼鏡秀才読書家 ×
    茶髪ヤンキーゲイ
💎 不朽の名作じゃん?

💎 描写:ほぼなし / ゆるめ



💎 あらすじ
古びた本のにおいに混ざる清潔で清廉なシャンプーの香り。
かるく目眩がした、放課後ーー。

「静かに本を読める場所が欲しい」と願っていた楢崎は、ひょんなことから学内で有名な素行不良の生徒・寺島のお目付け役に抜擢され、二人きりで放課後の図書室の受付をすることになる。

初めこそ会話のない二人であったが、ページを繰る音だけが響く図書室で、楢崎は不思議な空気をはらむ寺島に次第に興味を持ち始める。

やがて学校は夏休みに入り、お目付け役もお役御免となるがーー。


💎 感想 

目次見る限り、基本的に1巻完結っぽいですよね。
それがあんなに続くなんて…最高じゃないか。ありがとうございます当時のファンの方。

なんていうか、チカちゃんが設定盛りすぎだと思いません?
眼鏡で黒髪で寡黙で平和主義で背高くって頭イイ。
でも家族の前ではちょっと表情ゆるんじゃったり、弟たちの面倒もちゃんと見てて。
…え、寺島の趣味が良すぎて半端ないんですけど。
あんまり触れられてないけど、チカちゃんが秀才なの本当最高なんだよ…。
そこにチカちゃんの性格も表されているというか。

あとチャラ眼鏡は見境なく襲いすぎなんだわぁ…。

最新刊あたりはもう、熟年夫婦みたいなところありますけど
高校生のわっかいふたりは可愛くてしょうがないな…。

チカちゃんって夏生のどこが好きなんだろうって思うんだけど、
「夏生」が好きなんだよね…。
と、久しぶりに1巻から読み返して思いました。
理由とかそういうんじゃなかったわ。存在だったわ。

全然関係ないんですが、わたしブルスカでBL沼に落ちたんですよ。
いままでちょいちょい読んではいたんです。
でもこんなブログ書いちゃお♪までハマったのは完全にブルスカのせいです。
どうしてくれる。
とても楽しいですありがとうございます。


💎 作品詳細

佐々木と宮野 1 / 春園ショウ

今更ながら手を出してみました。
pixivで読んでなかったので初見です。
アニメもやってますね~まだ2話までしか見れていないという。
ゆったりのんびり日常系ほのぼのちょっとドキドキ男子校生活!
そんな感じ!(なにそれ)



🏫 佐々木と宮野
🏫 春園ショウ
🏫 MFC ジーンピクシブシリーズ
🏫 2016/9/26
🏫 1巻(1~8巻続刊)

🏫 不良の先輩×
   女顔コンプ腐男子
🏫 ザ・少女漫画なBL漫画!

🏫 描写:なし


🏫 あらすじ 
pixivで人気の『佐々木と宮野のちょっとした話。』が“ちょっとした話”じゃなくなりました!
女顔がコンプレックスな腐男子 宮野は、不良な先輩 佐々木に気に入られてしまい――!?

🏫 感想 


はーーーーーーーーーーーーーーーーーー

好き未満って尊いよね…。
あと男子校に夢を見たくなりますね。夢見ちゃ絶対いけないけど。
ゆっくり日常を切り取って描いていってくれてるので、
この付き合う未満状態をたくさん見せてもらえてうれしいです…。
BLは展開早いのが多いのでね…。
逆に速い展開を期待しているとキツいかも?まだまだちゅーもしないよ!
佐々木先輩も宮野も可愛いんだけど、問題は平野先輩よな。
こいつは、ヤベェ…。

正直なところ、1巻しか読んでなかった状態では
展開が難しそうというか、着地点が難しいというか、なんというか
どうなるんだ?と思ってたのですが
大学生編にまで行くとはね??期待しかない。そう、期待しかない(真顔)

難点はアレです、ちょっとページ数が少ないこと…。
秒で読み終わりますね…。オホホ。

🏫 作品詳細

ゆうぐれのまち / 三池ろむこ

楽天koboで花音コミックスがセールだったときに買ったんですよね。
初めての作者さん。
って思ったら違いました。
言ノ葉ノ花の作者さんです。
といってもそちらは原作者さんが別のコミカライズだったので、
どうり結び付かなかったわけですね。
ショート仕立ての、まるっと1冊表題作です。


🚬ゆうぐれのまち
🚬三池ろむこ
🚬花音コミックス
🚬2014/12/26
🚬1巻(1巻完結)

🚬元野球少年の借金取り×
  職無し宿無し元フーゾク
🚬どこかノスタルジックな
  ゆったり優しいストーリー

🚬描写:すくなめ / ふつう



🚬あらすじ                   
借金取りの旭は、取り立てに行った風俗店でカンナと偶然再会。
経営者が逃げたため、住み込みで働いていたカンナは職と宿を同時に失った。
そんな元クラスメートをなぜか見捨てることができない旭は、
自宅ボロアパートで“居候”させるが…。

街の片隅で拾った孤独を二人でゆっくりと愛に育ててゆく…
優しい再会ラブストーリー。
読み切り6作に加筆、描き下ろし入りで待望の刊行。

🚬感想                     
発売が2014年ということで、少し古い作品です。
浮きたつような雰囲気もなく、ほんのり陰があってノスタルジック。
BLってこういう空気がぴったりだよな…と。
古い人間なので安心すらする笑

特に交流もなかったクラスメートとの再会、
諸事情により居候することになり…という展開で割とさっくりくっつくのですが。
そこを唐突と感じるか否かって全体の雰囲気に掛かってますよね。
ふたりの裏側にある空気が、そこに違和感を持たせないというか。
どちらかというと、くっついてからのほうがメインていうのもあるし。

なんだろう~~
特筆することはないと言ってしまうと身も蓋もないんだけど、
激しい感情のやりとりとか、すれ違って分かり合うことがすべてじゃないんだと。
ゆっくりとした時間が流れている、読んだ後ちょっとほっとする作品でした。
最近多い、明るいウェルカムなお話とは別の良さがあります。

ストーリーメインの作品なので、
やることはやってるけど^^ 描写は控えめに分類されるかと。


🚬作品詳細                   

2022年3月後半購入予定

3月後半発売の、購入予定コミックスです。
※ジャンルごちゃまぜ!なんでも読むのです。


今月もたくさんです。
買ってはいるけど、終わってからまとめて読もう系も多いのですが。
(続きに悶えたくない派)

ブライトブルーに沈む / ぱるあ


帯にある「シネマティック・ラブ」というワードがぴったり。
表紙のデザインや雰囲気も、ストーリーと本当に合っているんですよ…
少し古い時代のfilmsを見ているような気分でした。
作中の雰囲気がmovesというよりfilmsっぽいよね。
BLなんだけどそれだけじゃない空気を読めて、素敵な作品です!



🍋 ブライトブルーに沈む
🍋 ぱるあ
🍋 arca comics
🍋 2021/1/25
🍋 1巻(完結)

🍋 プレイボーイで陽気な赤毛の小説家×
   皮肉屋で姉思いの美青年
🍋 ストーリー重視&せつない&触れられたく過去
 
🍋 描写:すくなめ / ゆるめ




🍋 あらすじ           
「ネッド、君がここを出て行くまでの間だけでいい、抱いて欲しい」

駆け出しの小説家であるエドワード(愛称・ネッド)の年に一度の楽しみは、ブライトブルーの海の側の避暑地で、マーガレット&アルバート姉弟の家にホームステイすること。
プレイボーイのネッドだったが、夏をともに過ごすたびに、皮肉屋だが姉思いで、目が離せないほど儚く美しいアルへの想いを深めていく。
けれど、それを伝えることは出来ず…。

避暑地での3度の逢瀬で深まっていく恋とその終わり、そして新しい始まりを、切なく狂おしく描くシネマティック・ラブストーリー。

🍋 感想             
好きなんだ…。
この作品が初オリジナル作品ってあとがきにあったんだけどマ?
起承転結と情報の詰め方の塩梅がうますぎんか…?

よくあるすれ違う両片思いではなくて、
結ばれないことを理解した上での両片思いっていうのは心にくるんだ…
いつだってマギーを最優先にして生きてきたアルと、
期限付きの自由を消費するしかできないネッド。
そこから逃げたいと思っていても、それぞれの理由でそうしないところとか
このふたりは案外似たところがあるのかもしれない。

ネッドとアルの再会がネッドの住んでいる街の近くっていうのが…
手紙に載っていた住所から判断したのかな。
見つけてもらえる距離に。
再会の時、アルは堂々としていて、それが名実共に「待っていた」感あって、
個人的にはたまらなかったです…。

お互いにそれぞれ辛くて苦しい過去を持っていて、それに翻弄されて
それでも大人になって少しずつ解決、昇華させていった先で、
ふたりが笑ってブライトブルーの見えるあの家に帰ることができて、本当によかったです。


この作品、カラーで見たら一層素敵なんだろうなぁ…と。
ブライトブルーの海を見たいよ~~~あとレモネードのイエロー。
たまに見かける、ポイントだけカラーの漫画あるじゃないですか?
アレでもいいのでそういう魅せ方されたら更に泣けそう。
(電子版は奥付がブライトブルーで、粋だなぁと)

あと女性の出し方も上手だと思いました。
きっちりストーリーに絡ませているけど、女子BLにならないのは結構珍しいと。
当て馬がいないBLも珍しい笑

綺麗って言っちゃうと陳腐なんだけど、綺麗なfilmsでした。
わたしの感想なの全然参考にならないし、良さを伝えきれないのがアレですが。
とってもオススメ!!!!夏の終わりに読んでほしいかもしれない。


🍋 作品詳細           


かわにさざなみ / 澄谷ゼニコ

もう表紙からして可愛いさ爆発してるんだよなぁ…
pixivで試し読みして悶えた。
ちなみに、想像と違う場合があるかもしれませんが左×右です。
(自分あまり左右に固執しないタイプなんだけど、ダメな人はダメだよね…)




 📚 澄谷ゼニコ 
 📚 かわにさざなみ
 📚 フロンティアワークス
 📚 2022/2/15
 📚 1巻(続刊)

 📚 あまあま&同級生&ラブコメ&平和
 📚 強肩ピュアピュアカフェ店員
   ×陽キャ大食い男前絵本作家
 📚 描写:ほぼなし / ゆるめ




📚 あらすじ                                                                 
【男前な彼氏に毎日惚れなおしちゃう!!!!】
丹波と宇田川は恋人同士。
10年以上も一緒にいるのに、自分の彼氏がかっこよすぎてしょうがない宇田川。
一方丹波は、いつまでもピュアな宇田川が時折見せるギャップにやられっぱなし。
些細なことにもときめいちゃって、「好き」の気持ちがノンストップ上昇中!
pixivで大人気の甘々ラブコメがついに単行本化!
60P超の描き下ろしマンガも収録!

📚 感想                                                             
ザ・平和
尊いんだよな……

ウタとせっちゃんの毎日と、出会った高校時代のお話がランダムで。
ショートがメインなのでさっくりとしたストーリーです。
事件が起こったり、問題が降ってきたり、意地悪な人もいないし当て馬もいないw
ふたりの日常が可愛くてあまあまでたまらんです。

個人的には。
ふたりが付き合ってから上下を決めることになった時のエピソードがめっちゃ好きです。
せっちゃんが男前すぎるんだよなぁ…。
ウタが可愛すぎるんだよなぁ…。
なんかもうこのふたりにはずっと幸せでいて欲しいし、
ウタは永遠に童貞くさいままでいて欲しい。獣なくせに!w

続くみたいで!それがとてもうれしいです。
こういう日常系のお話はなんぼあってもいいですからね。
どんだけでも続けていただきたい。


📚 作品情報                                                         
 

君と運命についての話がしたい / 青梅あお

新発売一覧で表紙を見かけて気になったので購入。
初めて読む作者さんの作品でした。
発売してすぐの購入だったので口コミも見ず。
それが逆に良かった…!(オメガバースって気付いていたら多分読んでいなかったから)



 💭 君と運命についての話がしたい
 💭 青梅あお
 💭 徳間書店
 💭 2022/1/28
 💭 1巻(完結)

 💭 涙もろいサラリーマン(β)
   × 少し気の強い花屋(β)
 💭 ストーリー重視、オメガバース苦手な人にも

 💭 描写:すくなめ / ゆるめ




💭あらすじ               
ベータ同士でも、“運命の番”じゃなくても、大丈夫。
俺たちの関係は何も変わらないよ、ずっと――

高校の同級生・幸史郎(こうしろう)と付き合って、同棲ももう10年になるサラリーマンの響(ひびき)。
出会った当初は運命の番だと信じていたけれど、性別検査の結果は二人ともベータ。
同じ男同士でも“運命の番”なら祝福されるのに人前で手さえも繋げないのがもどかしい――
お互いが好きなら関係ないと言い聞かせても、些細なことで日に日に不安が増していく……。
そんな時、性別検査の誤診のニュースを耳にして…!?

💭感想              
やっべぇ……
なにこれやっべぇ………ちょっと待って………

読後ちょっと天を仰いだ、なんならちょっとうるうるした説もある。


色々あるオメガバースものだけど、最後までβ同士っていうお話は少ないような気がする。
(途中でどちからが変異したり、α同士とかは多いのかな)
そりゃそうなんだよね、β同士ってオメガバースの設定要らなくなるもんね笑
お互い確かに「運命」だと思っているのに、世界には「運命」があるのに、どうして自分達は違うんだろう。
「運命」であったら、堂々と手を繋いで、指輪の理由だって隠すことなく、家族すら作れるのに…

いい話だったなぁ、好きだからこそ不安になるし、好きだからこそ隠したい。
相手が何を考えているか、何を嫌っているか、なんとなく把握できてしまうからこそ。
そういうもんだよなぁ。
響の再検査を申し込む気持ち、めっちゃわかるんだよね。
そりゃ身近に切望してた関係を手に入れた人間がいたら賭けてみたくなるもん。
でも幸史郎が怒るのも、割と分かるよね。
10年っていう月日があっても、まだ縋りたいの?ってなるじゃん。
殴り合ったり罵り合ったりじゃなく、ただ距離を置くだけの、喧嘩なのが、
響と幸史郎の関係性って感じがしてよかった。


映画みたいなに、運命の番なんていらないとか、Ωじゃなければ、αじゃなければ、っていうところから遠いところで。
結局のところ2人はただ好き合っているゲイカップル、なだけで。
ある程度の年齢にいったとき、この事実がじわりじわり重くなっていくっていうのは、
リアルなお話ですよね。年取ったかな。


素敵な優しいお話でした!!こういう系(?)がお好きな人おすすめです!!



素敵なタイトルを読むたび、BLってカテゴリでクローズドしとくの勿体無いよな〜って思っちゃう。
表現的なところはあるからカテゴライズは超大事なんだけどね!笑


💭作品詳細             

スウィートホーム、レモネード / 波真田かもめ

作者買いです、波真田さんの作品、好きなんですよ。
登場人物や街並みに”背景”がちゃんと見えるからかな~。
そして表紙がさわやかでバカ可愛くないですか??
お話も、表紙に負けない可愛さっぷりでした…。

🍋 スウィートホーム、レモネード
🍋 波真田かもめ

 
🍋 KADOKAWA
🍋 2019/12/1
🍋 1巻(完結)
🍋 爽やか&まったり&あまあま&ピュア

 
🍋 ゆるふわリーマン ×
    世話焼きお坊ちゃん大学生
🍋 描写:すくなめ・ふつう



📔 あらすじ 📔
 “”音楽一家に生まれた二本松愛は、大学進学を機に親元を離れて、単身都内にある旧邸宅で一人暮らしをすることに。
 ある日、家に帰ると中からピアノの音が――…。哀しげな表情を浮かべ、喪服姿で鍵盤を叩く侵入者・間中倫太郎を発見。追い出そうとするが、いつの間にか絆され居つかせてしまい!? by COMIC フレール “”


📙 感想 📙
ちょっと掴みどころのないサラリーマン倫太郎と、
海外の家族と離れて独り一軒家で暮らす大学生の愛ちゃん。
性格的には嚙み合わなそうなんだけど、ふわふわしたふたりがとても可愛らしい。
愛ちゃん大学生なのにあんまりスレてなくて可愛いだよな…真っすぐっていうか。
倫太郎みたいなのをすぐ信用しちゃダメだと思うんだけど笑
そんな愛ちゃんを見て、倫太郎のどっか固まっちゃっていたなにかがふわふわ解けていく感じがとても好き。

全体的に可愛らしいお話で、古いお屋敷とレモンが繋ぐピュアラブな感じがわたしは好きです。
ちなみに描写はあるけど、本編は控えめです。
その代わり(?)描きおろしで本編の補完してくれてるのがうれしみ。


作品情報

20220307

 朝晩はそこそこの冷え込みも、
ずいぶん春の陽気になってきたものです。

めっきり外を歩くことが減ったのですが、
少しずつ花が賑わってきましたね。
早咲きの品種なのかな?近所のお宅の桜が一足先に満開でした。

近所の遊歩道は桜が多いので、もう少し先が楽しみです。



20220303

ひな祭り
卒業式 
ウクライナ侵攻
パラリンピック

同じ時期の話題とは思えないほどのコントラストが…。
早く平和になるといいんだけど。
何もできないね、私たちは。



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