被写界深度 下 / 苑生

完結編です。

表紙の紺ちゃんがとにかく好きなんです…。
上巻のエントリーでもいいましたが、紺ちゃんは大学生のビジュアルのほうが好きなんです。
早川は高校時代から全然変わってないのに、紺ちゃんめっちゃ変わってるよね。


📷 被写界深度
📷 苑生
📷 HertZ&CRAFT
📷 2017/10/20
📷 下巻(上下巻+単話1話)

📷 カメラマンの卵 ×
   音楽を取り戻した音楽青年

📷 描写:普通 / 普通





📷 あらすじ
──早川の3年間 ちゃんと見ときゃよかった

旧校舎屋上の扉を開くと、気持ちよさそうに歌を口ずさむ早川がいた。
屋上以外では会う事のない奇妙な関係だった。
だけど、「あの日」から早川が屋上に来ることはなくなった。
今でも時々、最後に見た早川の顔を思い出す。
偶然か必然か、止まっていた時間が動きだす──…!
3年の空白、めぐりあい、合わさる時間、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

📷 感想

上巻が早川のストーリーだとすれば、下巻は紺ちゃんのストーリーになります。
高校時代、あまり紺ちゃんの感情わかんないんっすよね。
早川のことは気にしているけど、あの頃は友達だったんだろうなぁ、と。
早い段階で早川は恋愛感情を自覚しているけど、紺ちゃんはどの辺だったんだろう?
元カノと付き合って別れた辺りなのかな。
それとも高校でクラスメイト達と上手くやり始めているのを遠目で見た辺りなのかな。
その辺りを見たかったような、でも蛇足なような。
紺ちゃんの3年間も、こっちはちゃんと見ておきたかったよ…!!

再会してすぐの早川は、取り繕ってるせいもあってキャラ変?くらい大人しいんだけど、
結局は好奇心旺盛で、甘えたで、思い立ったらな自由奔放さがあって、全然変わってないんだよね。
えちえちな話もあけすけだしw そうそう早川はそういう変なヤツだったよw
他人行儀の仮面剝がしたあと、きっと紺ちゃんはほっとしただろうな。

紺ちゃんは酔っぱらったとき以外は表情乏しくて、その隣の早川は表情もメロディも感情豊かで、
こういうカップル本当にいいよな…と個人的にはたまらなくなるのです。

多分このふたりにはこの後もたくさん壁とかあるだろうけど、
そんな紆余曲折の道を真っすぐ生きていってもらいたいと願うのです。
本当に好きなんすよ…伝わって…笑

📷作品情報

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