被写界深度 上 / 苑生

ひょんなことから、商業BLにハマる前に読んでいた作品。
紙の単行本を持っているのですが、先日ihr HertZの作品がセールになっていたので電子でも購入しました。
それで久し振りに読み返したんですが、やっぱり好きだな~~~。
2017年発売なんですね、もうそんな前なのか。
早川が青っていうのが、ぴったりだよね。なんでこんな表紙綺麗なんだろ。


📷 被写界深度
📷 苑生
📷 HertZ&CRAFT
📷 2017/9/1
📷 上巻(上下巻+単話1話)

📷 マイペースで真っ直ぐなカメラ小僧 ×
   音楽を手放したいのに諦められない音楽少年

📷 描写:少なめ / 普通





📷 あらすじ
…ねぇ紺ちゃん"セックス"しようか

何となく帰りたくない放課後、秘密の屋上で紺野と出会った。
「話しかけづらい」「威圧感があって怖い」と言う人もいるけど、
カメラを被写体に向ける紺野は、いつも楽しそうな顔をしていた。
尊敬 羨望 嫉妬 劣等感──…
欲しかったすべてを持つ紺野に、複雑な感情が募っていく……
高校時代、折り重なる日常、掛け違う焦点、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

📷 感想

絵が綺麗なんですよ…。
線が細いわけでも書き込みが多いでもないのですが、繊細な雰囲気の出し方が綺麗。

好きなものを捨てようと生きる早川と、好きなものをまっすぐ見据えて生きる紺ちゃん。
眩しい…。
早川が紺ちゃんへ抱くコンプレックスに近い感情って、割と高校生とかそういう時代には大小あれど誰もが経験するような気がします。
そこで変な方向に暴走しちゃった早川はアレなんだけど…。

とにかく早川が繊細で危うげで綺麗なんです。
上巻は早川視点が多いところもあって、どうにも早川に感情移入してしまう。
紺ちゃんを手に入れるよりも音楽を取り戻す方が早川にとって大切だったのかなって、早川が屋上へ行かなくなった理由のひとつを想像してみる。
モラトリアム期の葛藤が繊細に書かれていて、そこが多分この作品の評価が高いところなんでしょうね。

さて。下巻は大学生編です。
個人的には大学生の紺ちゃんのビジュアルが好きすぎて死にます。
ちなみに上下巻ともに200ページ超のボリュームなので、満足感すごいっす。

📷作品情報

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