君と運命についての話がしたい / 青梅あお

新発売一覧で表紙を見かけて気になったので購入。
初めて読む作者さんの作品でした。
発売してすぐの購入だったので口コミも見ず。
それが逆に良かった…!(オメガバースって気付いていたら多分読んでいなかったから)



 💭 君と運命についての話がしたい
 💭 青梅あお
 💭 徳間書店
 💭 2022/1/28
 💭 1巻(完結)

 💭 涙もろいサラリーマン(β)
   × 少し気の強い花屋(β)
 💭 ストーリー重視、オメガバース苦手な人にも

 💭 描写:すくなめ / ゆるめ




💭あらすじ               
ベータ同士でも、“運命の番”じゃなくても、大丈夫。
俺たちの関係は何も変わらないよ、ずっと――

高校の同級生・幸史郎(こうしろう)と付き合って、同棲ももう10年になるサラリーマンの響(ひびき)。
出会った当初は運命の番だと信じていたけれど、性別検査の結果は二人ともベータ。
同じ男同士でも“運命の番”なら祝福されるのに人前で手さえも繋げないのがもどかしい――
お互いが好きなら関係ないと言い聞かせても、些細なことで日に日に不安が増していく……。
そんな時、性別検査の誤診のニュースを耳にして…!?

💭感想              
やっべぇ……
なにこれやっべぇ………ちょっと待って………

読後ちょっと天を仰いだ、なんならちょっとうるうるした説もある。


色々あるオメガバースものだけど、最後までβ同士っていうお話は少ないような気がする。
(途中でどちからが変異したり、α同士とかは多いのかな)
そりゃそうなんだよね、β同士ってオメガバースの設定要らなくなるもんね笑
お互い確かに「運命」だと思っているのに、世界には「運命」があるのに、どうして自分達は違うんだろう。
「運命」であったら、堂々と手を繋いで、指輪の理由だって隠すことなく、家族すら作れるのに…

いい話だったなぁ、好きだからこそ不安になるし、好きだからこそ隠したい。
相手が何を考えているか、何を嫌っているか、なんとなく把握できてしまうからこそ。
そういうもんだよなぁ。
響の再検査を申し込む気持ち、めっちゃわかるんだよね。
そりゃ身近に切望してた関係を手に入れた人間がいたら賭けてみたくなるもん。
でも幸史郎が怒るのも、割と分かるよね。
10年っていう月日があっても、まだ縋りたいの?ってなるじゃん。
殴り合ったり罵り合ったりじゃなく、ただ距離を置くだけの、喧嘩なのが、
響と幸史郎の関係性って感じがしてよかった。


映画みたいなに、運命の番なんていらないとか、Ωじゃなければ、αじゃなければ、っていうところから遠いところで。
結局のところ2人はただ好き合っているゲイカップル、なだけで。
ある程度の年齢にいったとき、この事実がじわりじわり重くなっていくっていうのは、
リアルなお話ですよね。年取ったかな。


素敵な優しいお話でした!!こういう系(?)がお好きな人おすすめです!!



素敵なタイトルを読むたび、BLってカテゴリでクローズドしとくの勿体無いよな〜って思っちゃう。
表現的なところはあるからカテゴライズは超大事なんだけどね!笑


💭作品詳細             

0 件のコメント:

コメントを投稿

comment

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ / にほんブログ村 にほんブログ村へ